ミニマルモダンなオリジナルキッチン

4LDK→3LDK+WIC+Pantry 千葉県市川市 I様

ミニマルモダンなオリジナルキッチン

今回のリノベーションでは、お二人それぞれのこだわりや日々の過ごし方を大切にしながら、空間全体に一体感が生まれるよう計画しました。

ご希望のテーマは、ウォールナット・ステンレス・白。海外のようなミニマルでモダンラグジュアリーな空間です。

照明にこだわる奥様の感性と、DJを楽しむご主人の趣味。お二人の好みや暮らし方を取り込みながらも、特別な要素だけが浮き立つのではなく、日常の風景として自然に馴染むことを目指しました。

素材、光、そして暮らし方をひとつに。
ウォールナットと白のバランス、ステンレスの質感、曲線を取り入れた壁や床、間接照明とペンダントライトによる光の重なり。それぞれが空間全体の中でどう見えるかを、丁寧に調整しています。

ガラスブロックやタイルなど素材の表情を楽しみ、光の変化を感じながら、自分たちらしく過ごす。お二人のこだわりを重ね合わせた住まいです。

物件概要

所在地 千葉県市川市
間取り 4LDK→3LDK+WIC+Pantry
築年月 築23年(完工当時)
施工期間 3ヶ月
専有面積 113㎡
設計・施工費 参考価格 2600万円

間取り

BEFORE
AFTER

こだわり"ポイント"をご紹介

01.玄関 ダイニングへ、視線と光がつながる

コンパクトな玄関に広がりを感じられるよう、壁の一面をガラスで構成しました。視線がダイニングまで抜けることで、玄関に入った瞬間から住まいの奥行きを感じられます。ガラス越しにダイニングのペンダントライトが見え、空間のつながりを印象づけます。

 

ダイニングと玄関の間には、ピーター・アイビーの「Light Capsule L」を配置。ガラスならではの繊細な表情や光を受けたときの素材感が、この住まいで大切にした素材へのこだわりと響き合っています。

 

ガラスの下には、斜めにカットしたベンチ兼飾り棚を設置。わんちゃんとのお出かけ前にちょっと腰掛けたり、お気に入りのインテリアを飾ったりできます。

 

シューズインクローゼットには、大容量の可動棚収納を確保。woodoneの収納パーツ「e・ra・bo」を採用し、お気に入りの靴やアウターをすっきり収められます。

02.リビング 間接照明と曲線がつくる、落ち着きのある空間

リビングは、ウォールナットの大きなアール(曲面)壁を空間の中心に据えました。深みのある木の色合いに白い壁や天井を組み合わせ、重くなりすぎないよう、それぞれの面積や見え方を細かく調整しています。

ノイズレスな壁と床の納まり

当初はステンレス巾木をご希望でしたが、コストを抑えつつ美しく仕上げる方法として、壁と床のつなぎ目を見せない納まりを提案しました。入り巾木のように立ち上がり5cmを奥に凹ませ、巾木を使わずクロス仕上げに。線を減らし、すっきりとしたノイズレスな空間を実現しています。

光の重なりでつくる雰囲気

天井にはマンションの梁を活かして間接照明を設け、空間全体を柔らかく照らすベースの光をつくりました。そのうえで、必要な場所に印象的な照明を配置。ひとつの強い光で照らすのではなく、光の重なりによって落ち着きのある雰囲気を生み出しています。

ダイニングテーブルの上には、奥様が選ばれたArtemide(アルテミデ)の「Alphabet of Light Linear 180」を採用。約1.8mの細いラインが水平に伸びるシンプルなペンダントライトで、存在感を主張しすぎず、テーブルの上にすっきりとした光の線を描きます。デザインは建築やデザインを幅広く手がけるBIG(Bjarke Ingels Group)。器具の造形だけでなく、光の広がり方も空間に馴染みます。

 

床と壁の曲線が呼応する

床の一部にはカーペットを敷き、曲面壁に合わせて端部にも曲線を取り入れました。壁と床のラインが呼応することで、異なる素材を使いながらも空間全体にまとまりが生まれています。窓際の壁にはタイルをあしらい、さりげない陰影と素材の表情を加えました。

03.DJブース 趣味の時間を支える空間

リビングの一角には、ご主人の趣味であるDJを楽しむためのブースとレコード収納を設けました。

独立した設備のように見せるのではなく、リビングのインテリアに自然に溶け込むよう計画しています。機材の配置はもちろん、配線の取り回しにも配慮し、使いやすさと見た目のすっきり感を両立しました。機材まわりにはステンレス特注のPCスタンドも製作。オーダーキッチンと同じウォールナット面材で揃え、全体のトーンを整えています。

好きなものを日常の空間に取り込みながら、住まい全体のデザインと調和させる。お二人の暮らし方が表れた場所のひとつです。

04.オーダーキッチン

「家具のように空間に馴染むキッチン」というご要望にお応えし、ウォールナットの面材とステンレスの天板を組み合わせたオーダー仕様にしました。

特注メーカーの設備と天板に、自社で仕上げたウォールナットのフレーム面材を合わせています。

天板には厚さ5mmのステンレスを採用し、仕上げはバイブレーション仕上げに。均一すぎない表情が生まれ、ウォールナットの木目とも相性よく馴染みます。

食洗機にはBOSCHを採用。扉を閉じると操作パネルが隠れるタイプを選び、キッチンの正面がすっきりと見えるようにしました。素材の質感を楽しみながら、日々の使いやすさも確保しています。

サイドには約2.5mの収納を設け、さらに個室のパントリーを設けることで、収納量を確保しました。

05.隠し扉のパントリー

リビングのウォールナットのアール壁の中に、パントリーが隠れています。

扉は壁と同じクロス仕上げで取手はなく、床付けのヒンジを採用。収納への入口を壁の一部のように見せることで、空間の連続性を損なわないようにしました。

収納は玄関と同じ「e・ra・bo」を設置。曲面にはアールに合わせてカットした棚を取り付け、空間を無駄なく活用しています。収納や設備を充実させながら、視覚的な情報を整理する。こうした細部の積み重ねが、空間全体の印象を左右します。

06.ホテルのような佇まいの廊下

リビングから続くウォールナットの壁と、球体のブラケット照明が落ち着いた雰囲気をつくります。

トイレと寝室の扉もウォールナットで揃え、ゴールドの取手が壁から浮かび上がるように馴染む、上品な廊下に仕上げました。

07.ホテルのような寝室

寝室にはブルーのカーペットを採用しました。ウォールナットの落ち着いた色合いにブルーを重ねることで、リビングとは少し異なる、静かで穏やかな雰囲気をつくっています。

素材や色を切り替えながらも、住まい全体で使っている木の質感を共通項にすることで、空間ごとに表情を変えつつ、一体感のある住まいに仕上げました。

08.ルームを繋ぐWIC

お着物など幅をとる衣類も収められるよう、広い収納スペースを確保しました。廊下からも個室からもアクセスできる回遊動線で、身支度もスムーズです。

09.家具のような水回り

鏡、収納、洗面カウンター、洗濯機、乾燥機をひとつの構成としてまとめました。上部の家具にはウォールナットの面材、家具と天板の間の壁には細長いタイル、そして間接照明で優しい光を取り入れています。

設備を個別に配置するのではなく、壁面全体を家具のように捉えてデザインすることで、必要な機能を集約しながらすっきりとした印象に。ウォールナットの面材、白いカウンター、タイルの組み合わせは、リビングやキッチンと共通する素材の考え方によるものです。機能が集まる場所でも、生活設備が雑然と見えないよう、素材と納まりを整えました。

Before

After

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